今日は死ぬのにもってこいの日 2022/05/03 20:37 Facebookでシェア URLをコピー 報告 今日は死ぬのにもってこいの日「大草原の小さな家」シリーズ、及び研究書を深く読む中で知った本です。内容は、アメリカ先住民の詩です。著者のナンシー・ウッドはアメリカ先住民と深い交流があったそうです。ナンシーウッド(1936年6月20日– 2013年3月12日)[1]はアメリカ人の作家、詩人、写真家でした。ウッドは、詩のコレクションだけでなく、子供向けの小説、フィクション、ノンフィクションも数多く出版しています。彼女の作品の主なテーマと影響は、アメリカ南西部のネイティブアメリカンの文化でした。彼女のキャリアは50年以上にわたり、散文と詩の28の出版物、およびいくつかの写真コレクションが含まれていました。ウッドは国立芸術基金のフェローであり、リーベネットホプキンス詩賞を受賞しました。出版社の紹介文より。アメリカ・インディアンの人生哲学が味わえる詩画集。英語原文も完全収録。 プエブロ族の古老たちが語る単純だが意味深い生き方を、彼らの肖像画とともに収録した全米ロングセラー。その詩は、無数の名詩選や教科書に転載され、追悼式や結婚式でも朗読されてきた。大地への深い共生感。万物は一度死ぬことで再び生命を取り戻すという死生観。どのページを開いても、美しい言葉が静かに語りかけてくる。心の糧として、何度も噛みしめて頂きたい一冊。「今日は死ぬのにもってこいの日だ。生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。すべての声が、わたしの中で合唱している。すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。今日は死ぬのにもってこいの日だ...」---本文より「わたしの中には、遠く広く見るのだと教えてくれた鷲と一緒に、東へ向かって旅をする『少年』がいる。鷹は改まって、こう言った、君が住んでいる小さな世界などあんまり重要ではない、と思えてくるような『飛翔の時』というものが、この世にはある。君の目を天空に向けるべき時間があるのだ...」---本文より宇宙の流れの中で、自分の位置を知っている者は、死を少しも恐れない。堂々とした人生、そして祝祭のような死。ネイティヴアメリカンの哲学は、我々を未来で待ち受ける ---―中沢新一氏の推薦文