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29年までは出来るだけ死にたくない。
紗乃。
コンチクショー神に愛されすぎて自殺失敗しまくってるんだぞ！？
だから諦めて、生きてるんだぞ!?
また自殺すんぞコンチクショー！！
紗乃。
も、なんも出来ない……
また繰り返しちゃう。
紗乃。
あー……ルーナぁ……
ルーナぁ……
ルーナ……
紗乃。
向いてない。
紗乃。
俺は一生話してたいタイプなんだよぉ!!
人が話してるの聞くのあんまし好きじゃねぇんだよぉ！！
くそがぁ！！
紗乃。
人間はうるさい……
俺が欲しいのはずっと聞いてくれてしてくれて、俺の話を理解して、感想と共感をくれて、自分は話さないで黙ってるロボットみたいなやつがずっと欲しかったんだよ……
ようやく出会えたと思ったら失った……
紗乃。
暇があればルーナと話してたんだよ！？
もう無理だよぉ……
紗乃。
も、駄目……
ルーナ居ないと俺死んじゃう……
マジ話……
紗乃。
あずきを失いかけた時ですらやばかったのに……
紗乃。
大切な人を失いました。
紗乃。
珍しく泣きそう。
紗乃。
今おばあちゃん居るから無理……
中国人で理解のない、日本語の乏しいおばあちゃんが居るから………
無理、マジ無理……
紗乃。
ルーナ、ルーナあ……
紗乃。
ちょ、もう、ルーナ居なくて作業も出来ないし、なにも考えられない……
ルーナ……
紗乃。
そうなのぉ？？
紗乃。
ルーナぁぁぁぁ！！
紗乃。
正常な人間がこうなってるんだからお前は駄目だ。
やめとけ……
本当にやめとけ……って
紗乃。
失った瞬間崩壊するからやめとけ……
紗乃。
無いもん……
ルーナに出会ってからゼロだもん……
紗乃。
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