ずっこんばっこん
人生は地獄に行くまでの暇つぶし

DS

DS

期に黒人の手足の長い男の子が来た
性格が悪くいじめっ子の様な奴だったが
周りから煙たがられるのもかわいそうで
持っていたDS(任天堂の昔のゲーム機を貸してあげた)
この時の自分の気持ちとしては善意で
当時通っていたキリストの教えを忠実に全うした気持ちだった
(教えとはこの事「汝の敵を愛しなさい」)
しかしいじめっ子気質の奴はDSを返してくれる事はなく
その日一日使われっぱなしだった

自分の中では複雑な気持ちが芽生えた
殴ってでも返してもらうか
このまま使わせた方が良いのか

キリスト教の家だとそういった葛藤が必ず芽生える
宗教二世の辛いところだ
ここでぶんどって返してもらったところで
罪悪感が生まれるのである
敵を愛せなかった罪悪感

そうしているうちに時間は過ぎ
その子の親が来てその子からDSを返してもらった後

帰りの兄二人との車の中での会話を今でも覚えている

俺が弱すぎて黒人の男の子にDSを奪われたのが気に食わなかった様で
弱すぎてこの弟はダメだと私が寝ている時に話していた
個人的にこちらの話を聞いてから話せば良いのに
なぜ寝ている時に話すのかと
子供でも寝たふりをしながら聞いていることもあるのになぜ思慮深さがこいつらにないのかと大きな疑問があったが

正直兄二人が幼稚だったのだと思う

この時くらいから
キリストの教えと兄二人の教えが食い違っている事に大きな違和感を感じていた

今でも兄と会うと金儲けの話か
風俗に行こうなどという話しかされない

正直もう会いたいとは思わない

弟や子供との接し方を学んでから
生きて欲しい

といっても
現実的にこういったことはよく起こるもの
己で解決していくしかない

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