歯車ナイトクラヴ

昨夜はお疲れ様でした。太宰治「人間失格」朗読会、無

已推薦 ikoma_taidou 的貼文

■6月26日(金) 「太宰治 朗読会」

0
昨夜はお疲れ様でした。太宰治「人間失格」朗読会、無事に読み終えました✨
参加させていただき、誠にありがとうございました。
初めてdiscodeを使ったけど、何とか使えてた。良かったー!
大好きな太宰治、読めて良かった。宣伝も上手にできた👍️✨
普段の私のキャラを知ってる人はビックリかもね(笑
ご視聴ありがとうございました❤️

ここからは、余談になります。
私が太宰治の人間失格を初めて読んだのは、中学2年生の時でした。そしてそんな中学時代、私はいじめに遭っていました。
何の因果かは分かりません。生きていてつらくて、なんかもう全部、どうにでもなればいい。そんな気持ちで過ごしていた時、たまたまタイトルと表紙のほの暗さに惹かれてこの本を手に取りました。
読んでみて思いました。なんて悲しくて、愉快で、排他的で、どうしようもない人生なんだろうと。
もちろん、葉蔵の全てが太宰の人生の全てではないと思います。でも、太宰の人生が元になっていることは確かです。
こんな言い方をしたら、あの世の太宰は怒るかもしれない。
けれどあの時、絶望しきっていた私は「人間失格」を読んで……私が味わっている孤独や絶望なんて、この人のどうしようもない孤独と絶望に比べたら何てことないじゃないか。と思ったのです。
そして、救われました。
あの本の中のどうしようもない「ようちゃん」に、あの本を執筆した太宰治という男に。
第一の手記で描かれる学生時代の道化は私そのもののように感じられ、仲間がいるような気持ちになったし。
終盤の、全てを失いボロボロになりならがらも「いま自分には幸せも不幸もない、ただ一切は過ぎていく」と達観して言い切る「ようちゃん」には哀れを通り越して感動しました。それくらい、私の人生に大きく影響した作品です。
今でもたまに、消えてしまいたくなる瞬間があります。
でもそんな時、そっと人間失格を読むのです。
私にとって「太宰治」は立派な悲喜劇名詞なのだから。

そんな密かな想いを、あの朗読で出せていたらいいな……と思います。
参加させていただき、ありがとうございました。
  
録画です↓私は21番目で、2時間14分あたりで読んでます。もしよかったら聞いてください。色んな「ようちゃん」がいますよ。
twitcasting.tv/ikoma_taidou/movie/6894..

留言