なあ、覚えてるか？
俺が死にたくて死にたくてもがいてた日。
『何してるの！？』
「ほっといてくんないかな？」
『冷えるから早く帰りなよ』
「無ぇよ。帰るとこ。」
『そか。』
「良いよな？幸せな奴は！」
『幸せになりたいの？』
「無理だから。」
『なりたい気持ちあるの？』
「有ったら悪いかよ❗」
『在るなら一緒に生きようよ』
「何ができんの？あんたに？何がわかんの？」
『わかんないよ。』
「あんたの幸せは自分より不幸な奴を支えることか？」
『居場所が無いんでしょ？』
「みんなクソばっかなんだよ❗家族も友達も先生も❗」
『なんで、泣いてんの？』
「呪ってやるよ」
『良いよ。呪ってよ。』
「なんで良いんだよ❗」
『私も無いから。居場所は。良いんだよ。』
「家族が居んだろ？」
『君も居るよね？言葉が通じない家族が。』
「だから？」
『良いんだよ。悲しまないから。』
「ゆうすけ。名前。」
『ありがとう。ゆうすけ。笑美子。生まれて死ぬまで笑顔の笑美子。』
「全然笑えねえよ。」
『いつか、一緒に笑ってよ。』
なあ、笑美子、天国は忙しいのか？
俺、今もここに居るよ。
ここに、俺、いるよ。