■昭和30年のコロッケ

■昭和30年のコロッケ

 まあるいちゃぶ台に
 まあるい皿が並び
 まあるい家族が 肩をよせ生きていた
  
    本当に何もなかったけれど
    まあるい電球が あたたかかった
  ※ コロッケ コロッケ
    毎日続いたコロッケ
    昭和30年のコロッケが食べたい
    ああ 食べてみたい

 一日働いた おとな
 一日遊んだ こども
 一日をあの頃は 静かに振り返ったものだ
    ※ くり返し

 白いランニングシャツのこども
 白いランニングシャツのおとな
 白く輝いていた あの頃のしあわせ 
    ※ くり返し

 汗をかいていた おとな
 汗をかいていた こども
 汗をかいていた あの頃の希望
    ※ くり返し

댓글